【IT業界】サーブレットとは

新入社員の皆さんに回答いただいたアンケートから「IT業界の現場で初めて耳にした専門用語」を解説するシリーズです！
今回は「サーブレット」。
何っすか？それ。

サーブレット（Servlet）

サーブレットとは、JavaプログラムでWebアプリケーションを実行するためのAPIのことです。

Webアプリケーションは、ユーザーがブラウザを通じてインターネット上でアクセスすることができるアプリケーションのことで、サーブレットはその中核となる技術の一つです。

サーブレットを利用することで、Webアプリケーションを実行するために必要な複雑な処理をJavaプログラムで実装することができます。例えば、ユーザーからの入力情報の受け取り、処理結果のHTMLページへの出力、データベースとの連携などが挙げられます。

サーブレットは、Java EE（Enterprise Edition）と呼ばれるJavaの拡張ライブラリの中に含まれており、Java EEを利用することで、より高度なWebアプリケーションの開発が可能になります。Java EEには、サーブレットの他にも、JSP（JavaServer Pages）、EJB（Enterprise JavaBeans）、JDBC（Java Database Connectivity）などが含まれており、これらを組み合わせることで高度なWebアプリケーションの開発が可能になります。

サーブレットを利用することで、Webアプリケーションの開発効率を向上させることができます。しかし、サーブレットを利用するためには、Javaプログラミングの知識が必要になります。また、Java EEを利用する場合は、より高度な技術が必要になるため、プログラマーのスキルアップが求められます。

最近では、Java EEがEclipse Foundationに移管され、新たに「Jakarta EE」として開発が進められています。これにより、より多くの人々がJava EEやサーブレットを利用しやすくなることが期待されています。

サーブレットは、Webアプリケーションの開発において欠かせない技術の一つであり、今後もさらなる進化が期待されています。