オブジェクト指向に関する基本情報処理の午前対策

 

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基本情報処理技術者試験から不定期に1題出題、解説いたします。

試験を受けない人にとっても役に立つ解説を心掛けていきます。

 

本日の問題は平成29年春の午前問題からです。

問題

午前問48
オブジェクト指向の基本概念の組合せとして,適切なものはどれか。
  1. 仮想化,構造化,投影,クラス
  2. 具体化,構造化,連続,クラス
  3. 正規化,カプセル化,分割,クラス
  4. 抽象化,カプセル化,継承,クラス

基本情報技術者 平成29年春期試験から抜粋

 

正解は

4. 抽象化,カプセル化,継承,クラスが正解

 

 

オブジェクト指向に関するキーワード

基本情報処理技術者試験でオブジェクト指向に関する問題が出てきた場合、午前問題に関しては用語の意味を理解しておく事で回答が可能です。

以下のキーワードが出てきたらオブジェクト指向に関するキーワードと思って間違いありません。

抽象化

ある実体としてのオブジェクト群から共通する性質・要素・動作を引き出して、それらの事実を包括する概念を定義すること。

例として、冷蔵庫・エアコン・洗濯機・乾燥機・レンジ → 家電という概念を定義します。

 

具体化

抽象化とは真逆の意味になります。

前述の例でいうと「家電」という抽象化した概念から、「エアコン」「洗濯機」を定義する事を指します。

 

カプセル化

カプセル化とは、データ構造の内部の情報を外部から直接参照できないようにし、代わりにデータ操作のためのインターフェースを外部に提供する事です。

使う人は内部の情報を知らなくともオブジェクトを扱うことができます。

 

継承

様々な機能を引き継いで、新しい機能を作成する事です。
継承元をスーパークラス(親クラス)と呼び、継承先をサブクラス(子クラス)と呼びます。

継承後、サブクラスではスーパークラスのメソッドや変数を使えるようになります。
また、サブクラス独自の処理を追加する事や、スーパークラスのメソッドの内容をカスタマイズする事もできます。

 

クラス

共通する変数や振る舞いをまとめて新しく定義したものがクラスと言います

 

ポリモールフィズム(多様性)

同じ「電源を入れる」という命令であっても、「エアコン」と「洗濯機」ではその動きが全く異なります。

このように動作が、呼び出し側でなく受け手側の特性で決まる事をポリモーフィズム(多様性)といいます。

 

その他のキーワードについて

以下のキーワードは、オブジェクト指向とは無関係です。

仮想化:主にハードウエアの抽象化を指します。

構造化:オブジェクト指向が流行る前のスタンダードだった実装方式です

投影:関係ない用語です

連続:全く同じ処理が続く事

分割:長い処理をある単位でまとめる事

 

今回の問題のキーポイント

オブジェクト指向に関するキーワードを知っていれば難なく解ける内容です

似たようなキーワードに引っかかる事があるため注意しましょう

 

 

まとめ

今日の問題はいかがでしょうか。

今回は、オブジェクト指向に関する基本情報処理技術者試験問題について解説させていただきました。

実際の試験では、じっくりと考えている時間はありません。

ポイントとなるキーワードを見つけ、ピンポイントで正答を判断しましょう。

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